ストレスで生理がこない女子高校生の生理が再開した事例2
病気や妊娠ではなくストレスによって生理がこなかった典型的な事例(高校生)が、家族と協力して生理が再開できた事例の続き。(2ページ目)
1回目のアドバイス後のJさんからのお返事メール@
生理がこないことについて、この前はアドバイスありがとうございました。
よくよく考えてみたら、確かに高校受験のとき沢山のストレスを感じていました。
私は自分では気づかないけど、よくテストの前、お母さんに「そんなにプレッシャー感じなくていいのに」と言われてました。
もしかしたら自分で気づかないうちにストレスが溜まっていったのかもしれません。
私は、メールしてみて、このままじゃダメだと思いました。
だから、昨日やっとお母さんに相談することができました。
産婦人科に行くかどうかはまだ相談中ですが、一人で悩んでた頃よりは大きく前進できたと思います。
お母さんに相談して、なんかとても安心することができました。
お母さんに言えたのは、めぐみさんのお陰です。
ありがとうございます。
あと、もう一回質問させてください。
→生理を促進させるような市販の薬、またはサプリなどってありますか?
また、生理がくるようなマッサージ,食事,何でもいいので教えてください。
産婦人科は抵抗があるし、勇気がでません。
そんなこと言ってる場合じゃないかもしれないけど、今生理っぽいのがきているので、このまま来るような気がするんです。
(生理っぽいのというのは、茶色の血がでてくるということです。)
だからなるべく自分で頑張ってみたいんです。
上のメールに対する返信 アドバイスA
お母さんに話せるきっかけができたのはよかったですね。
Jさんがメール相談しようと決心したことがこの結果につながったのですからよく頑張りましたね。
お母さんも一緒に考えてくれたのもよかったと思います。
今生理っぽい状態になっているのなら、卵巣が働き出した可能性も高いので、生理っぽい期間をきちんとスケージュール帳にメモして、基礎体温もつけて1ヶ月後くらいにまた生理っぽくなるかどうかを様子をみてみましょう。
基礎体温をつければ、卵巣が働いているかどうかはだいたい予想がつきますから、婦人科に行くのは様子を見るなら基礎体温はしっかりつけましょう。
携帯で基礎体温を管理できるサイトがありますので利用するといいですよ
http://pc.lnln.jp/PC/index.html
基礎体温は、朝目が覚めたら、起き上がらずに体温を測り、その体温を記録します。
携帯サイトに入力しておけば、グラフができるので生理っぽい出血がはじまった日から2週間後くらいから体温が少し上がってくれば卵巣も働いていると判断できます。
生理を促すには、生理を起こす卵巣が働きやすい生活をして、卵巣を温めてあげることが一番の薬です。
平熱が35℃代なら、体温が低いので卵巣も働きにくく生理もとまりやすいです。
体温が上がりやすい食事をして、下半身を冷やさないケアが効果が高いですね。
市販薬はありませんし、サプリメントも直接生理を促すものはありません。
高校生はサプリメントをむやみに飲むと、栄養バランスが偏ってしまい、かえって生理が止まったりすることもあるので、サプリメントには手を出さないほうがいいでしょう。
ほかに、排卵誘発剤という薬を使って、生理を起こすこともありますが、これは婦人科の医師が処方するものなので婦人科へ行かないことには処方してもらえませんからこちらも使えませんね。
今生理っぽい状態になっているのなら、卵巣に負担をかけない生活をしていれば再開する可能性のほうが高いですよ。
私に届いたほかの「生理がこない」という女性たちも結果報告をしてくださった女性はすべて生理が再開しましたから。
ストレスのことはもちろんですが、寝不足、栄養不足だといつまでたっても再開しません。
寝不足は極力避けて10時〜11時の間に寝るようにすること。
食事もダイエットのようなことをしていると、栄養不足で生理が再開しません。
朝はあまり食べないのであれば、常温の水を一杯飲み、果物を食べるとよいでしょう。
果物は、市販のジュースはNGです。
一度加熱しているため栄養分が加熱で壊れていてあまりよい栄養成分ではない上に、砂糖が多いので栄養バランスが悪いからです。
これからの季節はみかんやりんごがいいですね。
朝にしっかり食べるならごはんと味噌汁がよいです。
パン食は、成分表示をよくみると書いてあるとおり、マーガリンのような油や砂糖を使っていて、脂肪が多いのでかえってダイエットの敵ですから体型を気にするのなら食べないほうがいいですし、卵巣の栄養にもなりづらいですから生理が再開しないうちは食べないほうがいいです。
また、パン食だと体が温まるメニューではないので、卵巣も温まりにくくて生理が再開しづらいですね。
お味噌汁は温かい飲み物ですし、具を野菜にすれば適度な野菜もとれるので万能食事です。
ファーストフードもパンですから友だちと食べたりする時以外はやめましょう。
昼は好きなものを食べるにしても、朝夕は和食にしましょう。
下半身を冷やさないためには、自宅にいるときはスカートなどの丈の短いものではなく、ゆったりしたデザインのズボンを履いたほうがいいです。
暑いときは、せめて綿素材のレッグウォーマーをして足首を冷やさないことです。
それから、卵巣を直接温めるものとして、大学病院でも取り入れている方法が湯たんぽです。
ペットボトルでもいいので適度な暑さのお湯を入れてタオルでくるみ6分ほどお腹にあてると卵巣も活性化しやすいです。
お風呂前にやれば、じんわり汗をかいてもすぐに体を洗えるし、湯船のお湯で引き続き卵巣が温まります。
また、シャワーではなく入浴しましょう。
シャワーは体を中から温めないので、昼間の冷房で冷え切った体を温められずに余計に卵巣が冷えます。
生理が再開するまではなるべく入浴しましょう。