冷え症の体質改善

湯たんぽでお腹を温めて冷えをとる

冷え性の女性の「冷え」を根本からとるのに効果的なのは、「湯たんぽでお腹を温める」ことです。

 

お腹以外にも太ももやお尻を温めるのも有効です。

 

 

病院でもやっている湯たんぽの効果

 

 

女性の冷えを解消するのに、薬のように副作用がなくとても効果がある簡単な方法が湯たんぽでお腹を温めることです。

 

これは、実際に東洋医学と西洋医学を統合した統合医療をしている東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニックで斑目健夫医師が実施して効果がでている方法です。
(参考:「湯たんぽを使うと美人になる」斑目健夫
いつも冷えている状態の体は体の中から冷えきっているため、ちょっとのことでは冷えを解消できなくなっています。これではなかなか冷えをとることはできません。

 

かとといって放っておくと、自律神経のバランスがくずれ頭痛・吐き気・便秘などの体の不調が起きやすく、婦人科の病気も悪化しやすくなります。
また、不妊にもよくありません。
そこで、簡単にできるのが「湯たんぽの温め」です。

 

湯たんぽで集中的にお腹を温めることで、お腹の中にある子宮や卵巣の血流をよくして生理痛を軽くしたり婦人科の病気の悪化の予防をすることができます。

 

また、胃腸の血流もよくなるので代謝がよくなります。とくに腸は人体最大の免疫機関と呼ばれていて、病気を退治する免疫細胞が活躍するのに大切な場所ですから、腸の血流をよくすることは便秘予防ととともにとても有効なのです。

 

ですから、冬に限らず1年中湯たんぽを使うと冷えがとりやすくなります。

 

湯たんぽでお腹を温め実践編

 

:湯たんぽを使う場合の注意点:

 

湯たんぽを使っていて汗をかくのはNGです。
汗をかくと気化熱で体温が奪われるのでかえって体温が下がることになります。
一か所を温めすぎると汗をかきやすいので、前後・上下などに移動させながら使用しましょう。また、低温やけどをすることもありますので、タオルを巻きましょう。

 

湯たんぽで温める時間帯は?

 

湯たんぽを使うのにベストな時間帯はお風呂に入る前です。
お風呂は、自分では手が届かない背中や腰などの筋肉も温めることができるので毎日入ってほしいのですが、その前に湯たんぽをお腹にあてることでさらに温め効果があがります。

 

お風呂に入る前にお腹を温めておくことで、お風呂に入って全身が温まったときに自然と血流がよくなるからです。
それに、1日の終わりには疲労で体がこわばって筋肉が硬くなっていますから血流が悪くなっています。この状態を放置していると筋肉のコリで肩こり・眼精疲労・腰痛などに悩むことにもなりますから、1日に終わりに1日の疲労をほぐす意味でも、お風呂に前に湯たんぽで温めましょう。

 

・なにかしら病気がある場合には、病気の細胞で血流がさらに悪くなっている状態なので朝にも湯たんぽで温めると効果的です。朝食を食べるときは座るでしょうから、この時間に湯たんぽをお腹にあてておくとよいでしょう。

 

不眠気味の場合には夜寝るときに湯たんぽを抱えて眠るとよいです。
腰痛がある場合、生理痛がひどいときはお尻の割れ目あたりにあてて温めることも効果的です。

 

温め時間

 

温める時間は各部位3〜10分程度です。

 

温める部位

 

・お腹の場合:イスに座り両手で湯たんぽを抱えこんでお腹にあてると手も一緒に温まります。


・お尻の場合:お尻の割れ目あたりに仙骨という骨があり、この部分を温めることでリラックスでき、自律神経のバランスも整えやすくなります。腰痛にもよい場所ですので、極端に痛みがないときはこの場所を温めましょう。
(腰痛で極端に痛みがある場合は温めると逆効果になることもありますので、そのときはやるのはやめましょう。)


・太もも:下半身が冷えやすい人は、筋肉量が多い太ももを温めると下半身の血流がよくなります。膝からももの付け根までまんべんなく温めましょう。


湯たんぽがない場合はペットボトルでも代用できます。
50〜60度くらいの温度を超えないお湯を注げば湯たんぽとして十分に代用できます。
なお、ペットボトルをそのままあてるとやけどすることもあるのでタオルを巻いて使いましょう。
電子レンジで温めるタイプの湯たんぽもあります。
これはお湯を入れるタイプよりは温め効果が劣りますが、全く使用しないよりは効果が期待できますのでこれを使ってもよいでしょう。

 

今は氷枕としても使えるゴム製タイプのものもあるので、自分に合った湯たんぽを使ってみましょう^^

 

電気毛布はNG

 

なお、冬に電気毛布を使うのはNG!です。

 

電気毛布からは電磁波が多くでていて体によくありません。また、寝ている間に体から水分を奪ってしまうので脱水状態になりかねないのです。

 

使うのであれば、夜寝る前に電気をつけておいて、寝るときには消しましょう。

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