生理痛の犯人を知ろう!
生理痛に悩まされている女性はたくさんいます。
子宮筋腫や子宮内膜症などの病気の女性も増えており、こういった女性はとくにひどい生理痛に悩まされているものです。
この生理痛ですが、そもそもなぜこんなにも痛いのか知っていますか?
生理の時に痛みを起こしている犯人は?
生理は、妊娠しなかったときに、受精卵のために用意されていた子宮の内膜がはがれる現象です。
この子宮内膜をはがすのに、プロスタグランジンという物質がでてきます。ちょっと長くて言いづらい名前ですが覚えてくださいね!
「プロスタグランジン」
はい、覚えましたね(笑)
子宮内膜をはがすといっても、子宮の内側にぴったりついていたものですから、簡単にははがせないので、このプロスタグランジンがでてきて、子宮内膜がはがれるように子宮を収縮させるはたらきをするわけです。
子宮内膜をはがすのに、子宮を収縮させてなんとかはがそうとするのがプロスタグランジンです。
言うなれば、中身がなくなりかけた歯磨き粉をしぼりだすようなものです。
なくなりかけた歯磨き粉はちょっと押しただけでは、中身がでてこなくなりますよね?
そんなときあなたはどうしますか?
歯磨き粉の中身を出すために、手でぎゅ〜っと力を入れて押し出そうとしますよね?
そうです。
この手でぎゅう〜っとされている状態が、子宮が収縮して子宮内膜を血液と一緒に体の外に押しだそうとしている状態なんですよ。
わかりますよね?
歯磨き粉の出が悪くなると、押し出すのにおもいっきり力を入れて押し出します。
同じように、子宮内膜がなかなかはがれなかったりすると、子宮はたくさん収縮して子宮内膜をはがそうとするわけです。
これじゃあ、生理痛も痛いわけですよね。
しかも!子宮を収縮させるはたらきがあるプロスタグランジンは痛みを感じさせる物質でもあります。
そのため、生理の時に子宮内膜がなかなかはがれてくれないと、はがれるまでプロスタグランジンがはたらくので、プロスタグランジンが長い時間でていればでているほど、痛みを感じさせる物質も長くある状態なのでますます生理痛が長引くことになります。
このように、生理痛が激痛になるのは、プロスタグランジンが関係しています。
だからなるべくならプロスタグランジンは必要な分だけでてくれればよいのですが、実はプロスタグランジンが多く出すぎてしまう原因が食事とある体の不調ににあります。
また、骨盤周辺や下半身が冷えていると子宮への血流が悪くなるので、よけいに子宮内膜がはがれにくくなり、プロスタグランジンが長くとどまることになって痛みが長引きます。
下半身や骨盤周辺であるお腹周りが冷えていることは生理痛を悪化させたり長引かせたりもするのです。
そして、プロスタグランジンが多くですぎてしまうのもNG.
ではその原因がなんなのかあなたにはわかりますか?
次は、プロスタグランジンが多くですぎてしまう原因について解説していきますね