質の悪い脂肪の多い食生活と冷え

質の悪い脂肪の多い食生活と冷えがプロスタグランジンを増やしている

生理痛の激痛の原因になっているのがプロスタグランジンです。

 

生理のときに子宮内膜をはがすのをはたらきかける物質ですが、必要以上に多くですぎてしまうことで、生理痛が激痛になってしまいます。

 

ですからのこのプロスタグランジンが必要以上に多くですぎる原因を知って、多くですぎないようにすることが整理痛を改善するうえでとても大切なポイントになります。

 

 

プロスタグランジンが多くですぎる原因は?

 

プロスタグランジンが多くですぎてしまう原因は主に2つあります。

 

  1. プロスタグランジンの原料となる脂肪が多くなる食事
  2. プロスタグランジンが生理のときに長く子宮にはたらきかけてしまう「冷え」

 

 

それぞれに簡単に説明をしましょう。

 

プロスタグランジンの原料となる脂肪が多くなる食事

 

あまり自覚がない女性も多いですが、女性は脂肪分が多いものが好きなんです。

 

たとえばケーキです。
これにはたくさんの脂肪分が含まれているので、1個食べただけでも相当な脂肪分を体に入れることになります。このほか日常的に食べるものでも脂肪分が多いのが菓子パンやサンドウィッチなどのパン類です。

 

菓子パンにもサンドウィッチにも油が多い食品が使われているので脂肪分がとても多いのです。
しかも、こういいった食事に含まれている脂肪は質が悪いです。

 

良質な脂肪としては、魚に含まれる油やアーモンドに含まれる脂分が有名です。
これらの良質な脂肪は体にも必要なものなので適量を食べるのが望ましいですが、市販のケーキやサンドウィッチ・菓子パン等に含まれる脂肪分はたいていが天然の脂肪分ではなく合成された質の悪い脂肪分なので、体に必要な脂肪分とはとても言えない成分になります。

 

 

ですから、市販のパン類全般を常食し、間食はケーキのようなクリーム系の脂肪分が多い食事が多い現代女性の食事中の脂肪分は過剰になっています。

 

 

といっても脂肪分も多く食べても、体の中できちんと消費されるか、食物繊維が絡め取って便と一緒に体外へ出れば問題ありません。でも、パン類中心の食事はサラダを食べていたとしても食物繊維が圧倒的に少ないので体外に出す量も少なく、実際は過剰になって中性脂肪としてたまってしまっているのが現状です。

 

そして、体の中で消費されずにたまって脂肪分は、プロスタグランジンの原料になります。

 

体の中には脂肪分があまっていますから、プロスタグランジンも多くつくられてしまいます。

 

そのため、多く作られたプロスタグランジンは、生理のときに必要以上に出すぎて、子宮内膜に収縮しなさいと命令をたくさん送ってしまい、生理痛がひどくなってしまうのです。
ですから、
脂肪分の多い食事にならないように調整すると、生理痛をやわらげることにつながります。

 

プロスタグランジンが生理のときに長く子宮にはたらきかけてしまう「冷え」

 

プロスタグランジンは生理のときにでてくる物質ですが、血液の中を通って子宮までたどりつき子宮に収縮しなさいとはたらきかけます。

 

 

このときに、体が冷えているとプロスタグランジンが子宮のところで長居してしまいます。

 

なぜ長居してしまうのかというと、冷えていると血液の流れが悪くなるからです。
血液の流れが悪くなることで、血液の中にあるプロスタグランジンが子宮に長くとどまってしまうのです。

 

プロスタグランジンが長くとどまれば、その間にずっとプロスタグランジンが子宮に収縮しなさいとはたらきかけてしまうので、生理痛の痛みが長く続いてしまう原因になるのです。

 

ですから、体とくに子宮のある骨盤周辺を冷やさないようにするのが、生理痛をやわらげるのにつながるのです。

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