カンジタ膣炎になったときの対処法

カンジタ膣炎になったときの対処法

カンジタ膣炎とは?

 

もともと膣にいる真菌(カビ)であるカンジタ・アルビカンスが、免疫力が下がってくると増殖して炎症を起こすために痒みがでてくるものです。

 

痒みのほかおりものがおかゆのような白い状態になり、それが外陰部にくっついてただれてしまう原因ともなります。

 

 

原因は?

 

 

免疫力が下がるような状態になると症状がでるようになります。

 

免疫力が下がるような状態とは?

 

・ステロイドを服用している
・ピルを服用している
・妊娠している
・忙しくて生活や食事が不規則
・最近ストレスを感じることがあった

 

 

こういったことが原因でカンジタの症状が起きるので、ただお薬でカンジタの菌を殺しても免疫力がまた下がってカンジタが増えれば痒みは何度でも繰り返します。
カンジタが増えるのは膣内が酸性に傾く生理の時以外は、免疫力が低下したときですから、お薬を飲んで安心するのではなく免疫力が低下した状態を改善するようにしないと治りが悪いですし再発します。

 

 

対処法

 

薬を飲む

 

婦人科に通っているようならお薬はそこでだしてもらってください。
通院していなければ市販の薬を試してみてもよいと思いますが効かないようでしたら病院のお薬のほうがよいでしょう。

 

お薬はカンジタの菌自体を殺す薬で、カンジタが少なくなることによって症状がおさまってきます。
「膣錠」といって膣に入れるお薬がよく使われています。

 

免疫力が下がった状態を改善して免疫力を高める

 

免疫力が低下した状態とは?

 

・ステロイドを服用している

 

ステロイドは一時的に使うならよいですが、いつも使っていると感染症を起こしやすいので、免疫力をあげる工夫をして薬を減らせるようにしましょう。

 

アトピーなどで常用している人も多いと思いますが、アトピーは食生活を正すこと、睡眠をしっかりとることで症状はとても改善されます。それらの工夫をしないままではいつまでたっても治りません。

 

食事のスタイリング術睡眠のスタイリング術を参考にしてください。

 


 

・ピルを服用している

 

ピルは婦人科の病気で治療中でない場合は頻繁には使用しないようにしましょう。免疫力をさげやすいので、感受性が高い人ではすぐに陰部の感染症を起こしやすくなります。
治療で使用している場合は、とにかく生活・食事が不規則にならないようにすることと、自宅ではストッキングをはかないことです。

 


 

・忙しくて生活や食事が不規則

 

生活や食事が不規則な場合はなるべく睡眠時間を7時間程度しっかりとり、食事は和食に切り替えてご飯をしっかり食べましょう。ご飯を抜いてジャンクなものばかり食べていると、免疫力をあげるための栄養がとれないのでいつまでたっても免疫力が下がりっぱなしになります。ジュース類・冷えた飲み物もよくありません。

 

食事のスタイリング術睡眠のスタイリング術を参考にしてください。

 

 


 

・最近ストレスを感じることがあった

 

ストレスといっても自分では自覚がないこともあります。
環境によるストレスもありますので以下のようなことにも注意し、ストレスのスタイリング術を参考にしてください。

 

 

・季節の変わり目は気候が不安定のために体がストレスを感じやすくなります。
・仕事や部署が変わることは生活リズムが変わり精神的にもストレスが大きい。
・家庭内でのイベントも楽しんでやっていることでも体はいつもと違う興奮状態でストレスを感じます。
たとえば、お子さんの就学や学校でのイベントなどもそうです。

 

・衣服のストレスもあります。締め付けるような服や冷えやすい服装は体の血流を悪くするために自律神経のバランスをくずしやすいですので、自宅ではゆったりとした綿のような化学繊維でない通気性のよい服装でいるようにしましょう。
また、ストッキングも自宅では脱ぎましょう。ストッキングは静電気が起きやすいため、季節を問わず陰部が帯電した状態になり不衛生になるのでよけいにカンジタなどの菌を増やしやすくしてしまいます。
お仕事上使用しなくてはいけないこともあるでしょうが、自宅ではせめて脱いだほうがよいです。

 

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