相談内容
生理がこないけど妊娠しているの?それとも病気?
アドバイス
この相談は多いです。
最近では10代の女性からの相談も増えていますので、10代向けのアドバイスは別ページで扱います。
20代以上で既婚あるいは、決まったパートナーがいる女性で、妊娠検査薬を使っても陰性なのに生理が2〜3カ月近くこないうえ、なんとなくつわりのような気持ち悪い状態でもあり、妊娠しているのか不安になるという内容です。
状況をまとめると・・・以下のようになります。
- 生理が2か月以上こない
- つわりのようになんとなく気持ち悪いこともある
- 妊娠検査薬では陰性
ということで、どういったことが考えられるかというと以下の3点です。
1.妊娠している
2.卵巣の機能が低下して生理現象が起きなくなっている
3.甲状腺の機能が低下している
上の3つのどれなのかを判断するのには、
基礎体温を測っていると判断しやすくなります。もちろん、断言はできませんから
必ず病院で詳しい検査をしましょう。
基礎体温を踏まえたうえでどのように判断していくのかを以下でまとまめていますので参考にしてみてください。
生理がこない日数の目安としては、60日を超えるようであれば婦人科での受診が必要です。とくに、卵巣の機能低下による無月経は一度なってしまうともとにもどすのに時間がかかります。90日以上放置するのはよくありませんので、
60日生理が来ない時点で婦人科もしくは女性外来を受診しましょう。
妊娠している場合
基礎体温は高温相のままになります。
また、つわり様症状がでます。
卵巣の機能が低下している場合
・基礎体温で排卵をしている気配がない。
・体温の上下の変化ない。
自律神経失調症のような症状がでますので、多少気持ち悪くなったり、情緒不安定になりやすくなります。
つわり様症状と混同してしまうこともあります。
こういった症状はストレスや環境の変化により大きく影響を受けるため、自分ではそれほどではないと思っているところへ、疲労などが蓄積して症状がでてしまうこともあります。
甲状腺の機能が低下している場合
甲状腺の病気は女性のほうが多い病気です。
甲状腺は体の代謝に関係するホルモンが出ている場所ですので、この機能が低下してしまうと、代謝がわるくなるため、血流が悪くなりやすくなります。
血流が悪いとほかのホルモンを体中に運ぶこともできなくなってきますので、女性ホルモンの働きも悪くなり、月経がこなくなってしまうことになってきます。
甲状腺の診察の専門は「内分泌・代謝内科」などと呼ばれるところになります。
婦人科で受診してなにも検査結果が悪くないときは、この病気の検査もしてもらうようにしましょう。
この病気でも、自律神経失調症のような症状がでやすく、疲れやすくなります。
生理がこなかった結果
↑のようなアドバイスをさせていただき、様子をみてもらっていましたら、
みなさんほどなく生理がきたという結果のメールをいただきました。
予期せぬ妊娠の疑惑に対しては、ナーバスになるものです。
どのタイミングで婦人科へ行くかを決めるのは難しいのですが、
基礎体温をつけていることである程度の予測が立ちますから、様子をみていてもいいのかなとは思います。
ただ、様子をみるといっても1〜2週間程度です。
大切な体ですから、きちんと診察してもらうことも体を守ることになるのだということを忘れないでください。
同じようなケースで、気になることがありましたら遠慮なくメールしてください^^
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