性交痛の悩みと対処法



性交痛の悩みと対処法

性交痛の悩みをもっている女性も少なくありません。

管理人も相談を受けたことがありますので、ここで簡単な解説と対処法について紹介します。

性交痛の原因


性交痛の原因にはさまざまな要因があり、ひとつの要因だけでなくいろいろな要因が絡まり合っていることもよくあります。

では、どうして「痛み」を感じるようになってしまうのでしょうか?
これには以下のような要因があります。

「炎症」を起こしている


「痛い」と感じる状態というのは性交痛に限らず炎症を起こしている状態です。

炎症を起こす原因は感染症か病気によるものがほとんどですが、疲れやストレス、薬の服用による免疫力の低下によって炎症を起こしやすくなってしまうこともあります。

炎症を起こして「痛み」がある場合は炎症している状態を改善することで痛みは消えます。
婦人科などでは痛み止めがでるほか、感染症であればその原因となるウィルスや菌に有効な薬を処方し様子をみます。薬で感染症がよくなれば痛みもとれる傾向にあるのが一般的です。


炎症を起こす原因

・性感染症に感染しているため膣の部分に炎症が起こっている
・ピルやホルモン療法などの薬の服用をすることで、免疫力が下がり炎症を起こしやすい状態なる



癒着を起こしている



ほっぺたひっぱられると痛いと感じると思います。
これと同じように、婦人科の病気で子宮がお腹の中でなにかとくっついてしまう「癒着」が起きていると、性交時に癒着の部分がひっぱられてしまうので痛みが起きます。

癒着がある場合は薬ではどうにもできません。
痛み止めで痛みをやり過ごすことはできることもありますが、癒着部分がなくならない限りは痛みは起き続けます。癒着をとるためには、手術が一般的ですが、癒着のためだけに手術をすることはまれです。

手術をすること自体が癒着を引き起こしやすいので、すでにできている癒着をはがすことができても、その手術をすることで新たに癒着を起こす危険性もあるからです。
癒着をはがすために手術をする例としては、腸閉そくになってしまっている場合です。
腸と癒着してしまい腸が動かなくなってしまう場合には手術の適応となりやすいです。
ただ、腸閉そくといっても、すぐに手術をしないこともあります。

癒着を起こしやすい主な原因


・子宮内膜症でダグラス窩に癒着がある
・卵巣に腫瘍があり、ダグラス窩や子宮・腸などと癒着を起こしている
・過去に腹膜炎やお腹を切る手術をしていると、お腹の中で癒着を起こしやすい

膣の形の奇形・手術などの後遺症・恥骨の変形など


膣の形はだれもが正常な形とは限りません。
また、手術や出産時などの縫合で傷ができてしまうことの後遺症でどうしても痛みが起きやすい状態にもなりやすくなります。
また、骨盤の形のくずれによって恥骨の向きの変形をおこしてしまうと痛みが起きやすくなります。

このような場合は、薬や手術で治すのは難しく潤滑ゼリーなどで対応することになります。
ただ、骨盤や恥骨の向きなどが関係している場合には、矯正することで改善が見込めます。

女性ホルモンが少ない



女性ホルモンというのは、膣の粘液を出す役割もあります。
閉経などにより女性ホルモンが減ることで、この膣の粘液も減ってしまう傾向にあるため、性交時に滑りが悪くなり痛みを起こしやすい状態になります。また、粘液がないことで、摩擦が大きくなるので膣に傷もできやすく炎症を起こす頻度も高くなってしまいます。

ただ、こういった女性ホルモンの影響は閉経だけに限りません。

婦人科の病気で女性ホルモンの量を少なくするホルモン療法を行った場合も、閉経と同じような状態を作るので、膣の粘液が減りやすくなります。ホルモン療法は長期間やるものではありませんが、この治療をしたのがきっかけで膣の粘液が出づらくなることもあります。

また、妊娠中や産後も女性ホルモンの状態が通常の状態とは違うので膣の粘液がでづらい状態になりやすいです。これがきっかけとなり産後に膣の粘液が十分にでないことで痛みも起こりやすくなります。

精神的な問題がある


性交痛が起きる状態のときに膣けいれんを起こすことがあります。
この膣けいれんは、本人の意思とは関係なく膣の入口が収縮を起こしてしまうため、性交時に痛みがおきます。
膣けいれんは、「セックスは痛い」というような思いやトラウマがあったりと心理的なもので起こしやすくなります。

このような場合は薬で対応するよりもカウンセリングを受けてみたほうがよいでしょう。
潤滑ゼリーを使用するのも一つの手段ではありますが、カウンセリングで痛みを感じてしまうメンタル的な要因を取り除いていくことも大切です。

性交痛の一般的な治療


性交痛の一般的な治療については西洋医学的な治療と東洋医学的な考えの治療があります。

西洋医学的な治療



性交痛の原因によって異なりますが、潤滑ゼリーの利用が一般的です。

>>女医さんが推奨している潤滑ゼリーの一覧はコチラ
原因によってはなかなか治すのが困難な場合もありますから、このようなケースの場合には潤滑ゼリーを利用し、なるべく痛みを感じにくくできるようパートナーに協力してもらうことが大切です。

原因別に必要な治療については、性交痛の原因のところで触れていますので割愛します。

東洋医学的な治療


東洋医学的な治療としては、骨盤や恥骨の矯正をしたり、痛みが起きる炎症を治すために体調を整えるようなアプローチをしていきます。

恥骨がズレている場合
骨盤・恥骨の状態を点検して矯正。

更年期やホルモン療法で女性ホルモンが減っている場合

バルトリン腺からの粘液の分泌が減ることでセックスの感度が落ちてうとましく感じるようになる。また、バルトリン腺の分泌が減ると、性交時の摩擦によって膣壁のびらん(膣炎)が起きて性交痛が起こるから、バルトリン腺の分泌をよくする為に、大腿部の内側の筋肉(薄筋・長内転筋・恥骨筋)をよく弛めて、股関節を充分柔らかく開くように矯正もする。

厳選!性交痛の治療効果が期待できる治療院


性交痛の治療は、婦人科などでの一般的な薬か潤滑ゼリーでの対処ではなかなかよくならないこともあります。
「痛み」というのは、血流が悪いことで起こる現象ですから、血流が悪くなっている原因を取り除くための骨盤・恥骨の矯正や体調を整えるための東洋医学的な施術のほうが効果が期待できることもあります。

ここでは、@骨盤矯正が可能であり、Aまっとうな資格があるスタッフがいることを条件に、性交痛の改善が見込めそうな治療院を紹介します。(みんな東京です、すいません(汗)

>>厳選!性交痛の治療効果が期待できる治療院



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